第11回 マニフェスト大賞・最優秀マニフェスト賞(市民部門)受賞しました。

~日本初、マニフェスト評価を通じた「シチズンシップ教育」 若年層有権者・有権者予備軍(高校生等)の政治参加の推進をめざして~

福田紀彦川崎市長のマニフェスト評価プロジェクトの概要

■取り組み概要とポイント

一般社団法人川崎青年会議所は、関係団体と連携・協力しながら、福田市長の任期の半ばとなる2015年、市長の掲げたマニフェストの進捗状況を評価することを通じて、市長と有権者の間の政策コミュニケーションを図ることを目的として本プロジェクトを実施しました。  今回は、選挙年齢が引き下げられることに伴って、有権者予備軍となる若者(高校生等)にターゲットを当てて、「シチズンシップ教育」の一環として、市長のマニフェスト評価に参加していただくことを通じて、主権者としての政治参加を推進することをねらいとしたものです。

☆マニフェストに掲げられた政策の進捗評価から検証大会までの一連のプロジェクトにより、マニフェストを介した政治参加・コミュニケーションの機会とする。

☆任期折り返し点における市長のマニフェストの進捗状況を中間評価するとともに、任期後半に向けた政策推進の方向を確認する。その際に、親しみやすい「通信簿~1年2組福田紀彦君の通信簿~」という形にまとめ、新聞の折り込み地域紙(タウンニュース)に組み入れることで多くの市民に触れていただくことができた。また、市長へ通信簿を手渡す手交式や検証大会などの節目に各新聞社、メディアに記事を投げかけることで大きな広報を図った。

☆公職選挙法改正に伴って、拡大される若年層有権者が実際にマニフェスト検証に参加することによって、政治に対する関心を喚起し、もって投票率のアップや新たに政治参加を促進することを目的とする。

1 評価手法

(1)専門家による進捗評価(市民評価への参考情報としても活用)

☆専門評価は、公募を含む専門評価委員による科学的・中立的な手法、インターネット調査を活用した幅広い意見聴取・分析の二つの手法による。この二つの評価によって、より客観的な専門評価を行う。また、この専門評価の結果は、市民による評価を実施する際の「評価参考情報」として活用していただくこととした。


(2)市民による評価(市長とのマニフェスト・コミュニケーション)

☆専門家による評価の参考情報を踏まえて、若年層有権者や予備軍(高校生等)を中心とした市民による評価を行い、そうした準備の上で、市長との直接対話を含めた以下の「マニフェスト・コミュニケーション」フォーラム(検証大会)を開催した。

2「マニフェスト・コミュニケーション」フォーラム(検証大会)の開催

結果としては、5つの高校から11名の高校生が参加にエントリーしていただき、準備段階では各高校を巡回して、学習会を開催するなどした。フォーラム当日は、10名の高校生が登壇し(男子5名、女子5名、1名欠席)、マニフェスト評価や政策提言などで直接市長と意見交換を行った。


(1)準備作業:学生等による事前評価

○大会に参加する学生等に、事前に評価支援情報を提供し、それぞれの政策の勉強や進捗評価の作業を実施するとともに、市長への質問や提案を準備してもらった。


(2)「マニフェスト・コミュニケーション」フォーラム(検証大会) 2015年12月12日(土)18時30分~

○第1部 ピーエムラボによる市民評価(意識調査)結果の報告、 自治創造コンソーシアム(CAC)マニフェスト評価委員会による評価結果の報告
○第2部 若者有権者・予備軍(高校生等)VS福田市長 直接討論 (学生6人程度×15分=約90分)
       有権者予備軍にターゲットを絞り、若者の視点から、市長が掲げたマニフェストの政策に対して、市長との間で直接、意見交換を行った。
○第3部 コメンテーター講評 北川正恭氏(早稲田大学マニフェスト研究所顧問)

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